Nintendo SwitchやOpenMSXでMSXのおにぎりパッドなPOWER PAD(FS-JS222)をMayflashでカッコ良く使う方法


BlueMSXなどのPCでのエミュレーターにMSXのジョイパッドを使う方法は色々ありますが、前回の「BlueMSXでPOWER PAD(FS-JS222)を使う方法」は見た目がちょっと悪かったですよね、でも今回の方法だと、とてもカッコよく出来るようになりました。

年末年始の工作にやってみてはいかがでしょうか。

さて、作業前に全部をご覧いただいて、わからない点が1つでもある場合には別の方法を検討してもいいかもしれません、なんにせよ、いつも通り自己責任でお願いいたします!


■用意するもの

Mayflash セガ ジェネシス メガドライブ コントローラー アダプター


あとセガマスターシステム用のファームウェアをダウンロードします。

SEGA Genesis & Mega Drive Controller Adapter (MF104) V1.00.22.08: Compatible with Sega Master Control Pad (Type:3020)



■事前準備

改造前に購入したアダプターが、メガドライブなどのコントローラーできちんと使えるか確認してください。

不良品だったらいくら改造しても使えないですからね。


■手順1 ファームウェアの変更

まずMF104のファームウェアをセガマスターシステム用のコントローラーが使えるファームウェアに変更してください。このURLからダウンロードと更新作業の方法が出てきますので、そちらを参考にしてください(転記して変更があったらヤバいのでオリジナルをご参照ください)。
なおファームウェアを変更することで、従来のメガドライブ用パッドも引き続き使えるのかどうかはわかりません、ファーム更新後すぐに以下の改造をしてしまったので。


■手順2 基板の改造


MF104を開けてみます、以下のように分解すると、手前のコントローラー側の基板と、USB側の基板の2枚が出てきます、少し伸ばしてみると真ん中にケーブルが2つ見えますか?


基板を全部取り出しまして、写真のように基板の6~9を切って、ハンダでケーブルも取り外してください。8はそのままでもいいんですが作業しずらいので切ってしまいました。


以下のようにケーブルを繋ぎ変えます。

  • コントローラー側の基板→USB側の基板
  • 6→9
  • 7→6
  • 8→8

※コントローラー側は9が余ります。USB側は7が余るはずです。


ひっくり返して、コントローラー側の基板の8と9をブリッジさせてください。
これで9pinにもGNDを接続できます。



これで改造は終了したので、MF104をケーブルを挟まないように気を付けて元通りにしてください。

■手順3 モードの選択について


MF104は3つのモードがあります。これらはHOMEボタンを長押しすることで切り替えれらます。

  • 赤 Nintendo Switch
  • 緑 Xinput
  • 青 Dinput


■ Nintendo Switchでおにぎりパッドを使う!


SwitchにMF104を接続して、モードを赤にしてください。
左側のコントローラーが1コンで、そのまま使えます。
ただ、ボタンが2個しかないので、レトロゲーや、スターガニアン等のシューティング以外で使うのは難しかったです。っていうかHOMEボタンがないのが致命的でした(笑)。
ただ使えるので、どうしてもというときに便利です。

■PCのOpenMSXでおにぎりパッドを使う!


PCにMF104を接続して、モードを青のDinputにしてください。
モードはアプリなどによって使い分けるんですが、OpenMSXであれば青でした。
Dinputなら、クォースなどの二人同時プレイも可能でした。

あとBlueMSX(v2.8.2)でもやってみましたが、Dinputとかに対応していないんでしょうか?A/Bボタンは反応しますが十字キーは使えませんでした。
というわけで、OpenMSXで試してみてくださいね。